水島昂 弁護士×モダン人

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2010年卒。法学部出身。
24歳で司法試験を合格し現在弁護士として活動中。

 

■手に職があってカッコいい職業=弁護士

そもそも弁護士を目指して法学部に入学したのは、手に職をつける、、、その中で一番かっこいいのは、という単純な発想でした。

文系で、手に職があって、一番かっこいい、、、弁護士だな、とw

目指すぞと思ったら、一心不乱に頑張れる性格なので、全く悩むことはありませんでした。


法学部からストレートでロースクールに入れたのは、
勉強する項目や進路など、効率的に選択したことが大きな要因です。

ロースクール受験にあたっては、ダンスもしっかりやりきりたかったので、順位は気にせず、とにかく合格を目標にした勉強をしました

その先の司法試験が本番なので、とにかく入学を優先する、というやり方です。

■ダンスも頑張る、勉強も頑張る
新勧競技ダンス部のデモンストレーションを見た時に、かなり興奮したのを今でも覚えています。
特に美宅先輩には憧れました。

法学部で勉強を頑張ろうと決めていましたし、不安がなかったわけではありません。ただ、法学部の先輩が何人もいて、ダンスも勉強もしっかりやられていた、という話に勇気づけられて、どちらも頑張ろうと思えました。

私は同期がとても多い代で、それぞれが皆、それぞれに頑張っていたので、
自分も勉強とダンスを両立させてやり切るのに対して、当たり前に感じていました。

当時、自分は主将も技部長も連盟もやっていませんでしたが、
勉強と両立させながら、試合で成績を出して、団体優勝に貢献することが自分の役割だ!と信じて、真っすぐに頑張っていました。

カップル数が多かったので試合に出られない同期も多く、プレッシャーはかなりありました。
そういう環境で最後までやりきれたので、
「まぁ司法試験だって大丈夫だろう」という謎のメンタルのタフさを身に着けることができました。

■座学と実践
弁護士は、なるまではとにかく知識や法的思考を身に着け、試験を突破するために、ひたすらひたすら座学の日々なのですが、
いざ弁護士として働くときには、当然のことながら実践的なコミュニケーション能力が求められます。

ここに戸惑う人も多く、勉強で優秀だった人たちでも苦労する人は多いように感じます。特に勉強だけに集中していた人ほど、そういう傾向かもしれません。

競技ダンスはコミュニケーション能力が高く求められるスポーツだったので、
その点においては自分は苦労が少なかったと思います。

周りで活躍している人も、学生時代に何かに打ち込んだ経験がある人が多いように感じます

他の方も言っていますが、競技ダンスは男女のカップルが複数集まって、
一つの成果を目指していく、というとても特殊なものです。
同期同士でも議論になることも多く、かなり話し合いを重ねながら皆で切磋琢磨してきた、という自負があります。

この経験が、弁護士としての武器になっている実感があります。

■パートナーシップの重要性
弁護士としてのスタートは、大きな事務所で相続分野に特化した仕事をしていました。
とても勉強にはなりましたし、ビジネスとしてはある意味正解なんだろうと思っていました。しかし、どうしても定型業務が多く、自分のやりたかった弁護士業とは乖離があるように感じました。

今は移籍して、小規模な事務所にいます。
少ない人数で対応するため、様々な分野について自分で包括的に動く必要があります。
大変な分、やりがいを持って仕事ができています。

弁護士は、個人の仕事のように思われますが、
そうではなく、依頼者様とパートナーシップをしっかり作って、
チームとして仕事をしていくイメージです。

最適な方針を提案するためには、依頼者様と協力しあって、様々な事実関係の調査をしなければなりません。
契約書を作るにしても、しっかりと依頼者様のビジネス内容を理解しないと、
的確なものを作成することはできません。

しっかりと依頼者様と信頼関係を築きながら進めていく仕事なので、
まさにコミュニケーション能力が重要になってきます。

■今の学生に伝えたいこと
競技ダンスに出会って、変わったな、今も大切な軸になっているなと感じます。
最後までやりきれたことで、常に心に根拠のない自信を持てています。

様々な立場があると思いますが、試合に出るだけではなく、
それぞれの立場で、やれることを一所懸命にやりきるのが重要ではないでしょうか。
同期は人数も多く、シャドーのメンバーも多かったのですが、
実際に様々な立場で、皆がやるべきことをやっていました。
そういう人は今も輝いていると思います。

とにかくできることを真摯にやる、という経験を学生のうちに積んでみてください!
きっと、終わったころには根拠のない自信が自分の中に生まれているはずです!